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　一本のアキニレの木に数十羽のマヒワが集まり実を啄ばんでいました。アキニレの木はこれ以外にも付近に多数あり、実も付けているのですが、なぜかこの木にだけ集中します。マヒワは初見ですので、二日間に渡って撮影しました。マヒワの数は多いのですが、樹冠部に居るか枝葉に隠れる場所に居るので姿がめったに見えません。しかもカワラヒワよりずっと小さく、採餌中は絶えず動き回っています。全身が見える機会は少なく、一部が葉に隠れたり日陰になったりします。時間を掛けて機会を待つしかありません。アキニレの実を試しに食べてみました。青臭いか苦いかと予想しましたが、意外や無味無臭でした。
　♂のマヒワは全体の黄色味が強く、頭頂部が黒くなります。夏、ロシア極東で繁殖し、冬を前に、その一部が日本に冬鳥として飛来します。